滅びの呪文「バルス」の本当の意味
何度も再放送されている天空の城ラピュタには、一時お祭り騒ぎになるシーンがある。それはシータとパズーが二人で発言する「バルス」の呪文のシーンだ。
ツイッターでもサーバーに大きな負荷がかかるくらい騒がれるこの呪文だが、この「バルス」という呪文には都市伝説があるのだ。ラピュタを崩壊させるための呪文なのだが、一体どんな都市伝説なのだろうか?
都市伝説では、「バルス」という呪文の語源はトルコ語と言われており、元は「バルシュ」という単語ではないかと考えられているのだ。
バルシュには「平和」という意味があり、滅びの呪文である「バルス」とは相反しているように思える。
だが、「バルス」と唱えたことによりラピュタは崩壊してしまったが、それにより助かった人々もいるのである。天空の城ラピュタはムスカの手によって世界を崩壊させる兵器として使われようとしていた。
言ってしまえば「バルス」の呪文は兵器と化した「天空の城ラピュタ」を止めるための呪文ということになり、トルコ語の「バルシュ」が意味する「平和」に繋がるのである。
バルスについては他にも様々な説があるが、この都市伝説が最も一般的ではないだろうか。
ラピュタには「通常ED」と「幻ED」がある!
天空の城ラピュタの都市伝説で有名なのが、「二種類のエンディング」についてである。
天空の城ラピュタは再放送で見たことがある人の方が多いと思うが、果たして二種類のエンディングとはどういったものなのだろうか?
まずは通常のエンディングだが、これは誰もが知っている普通の終わり方をするエンディングだ。
そしてもう一つの「幻のエンディング」だが、このエンディングでは、パズーがシータを故郷に送り届け、そこで握手をして別れるというシーンで終わりを告げるのだ。
幻のエンディングで終わる天空の城ラピュタでは、シータが飛行石を暖炉に隠すシーンがあったという証言も残っている。
また、幻のエンディングでは最後にシータを送り届けた場所の牧場で何か動物がいた、などの詳しい状況を語る人も多く、とてもでたらめの都市伝説とは思えない発言も多いのだ。
実はエンディングのシーンに関しては真実であろう証言がある。
それは幻のエンディングが流れた天空の城ラピュタは放送上の時間の都合で、通常のスタッフロールではなく「省略版のスタッフロール」が流れており、それが「幻のエンディング」と言われているのではないか?というものだ。
そのエンディングには、上記の「牧場に居る動物」であろう水牛が映っていたり、故郷に帰ったシータに会いに来たであろうパズーの姿がみられるのである。つまり都市伝説の幻のエンディングは、省略版エンディングである可能性が高い。
しかしそれでは上記の「暖炉に飛行石を隠した」と思われるシーンの説明がつかない為、もしかしたら他に幻のエンディングが隠されている可能性もありえるであろう。