タイトル「紅の豚」の由来
紅の豚というタイトルについて、いくつか都市伝説がある。この「紅の豚」というタイトルは、実は主人公であるポルコの名前から文字ってつけられたという。
主人公である彼の名前は、「ポルコ・ロッソ」というのだが、ポルコは豚、ロッソは赤という意味を持っている。そのため合わせて「紅の豚」というタイトルになったと言われている。
また、「ポルコ・ロッソ」には臆病者という意味も込められているという。
紅の豚と魔女の宅急便は関係がある?
紅の豚に出てくるとある登場人物が、魔女の宅急便のキャラクターと関係があるとして、二つの作品がリンクしているという都市伝説がある。
果たしてその人物とは誰かと言うと、実はメインキャラクターではない。
その人物とは、「老婆の家政婦」である。紅の豚を観かえしてみると、飛行機の制作を手伝ってくれている家政婦さんの存在に気が付くと思う。
この家政婦さんは作中で「魔女を見たことがある」という発言をしており、魔女の宅急便でも彼女に良く似た老婆が登場するために二つの作品がリンクしているのでは?と言われているのである。
また、上記の老婆は魔女の宅急便でも「ひいおばあちゃんの言っていた通り」と発言していることもあり、ますます両作品がリンクしているという都市伝説は確かなものになっている。
「紅の豚」制作の裏話や事件…
紅の豚が公開されるに至るまで、なかなか波乱万丈だったという都市伝説がある。というのも、実は紅の豚は映画として制作が始まったのではなく、もともとは30分のショートアニメとして作られていたのである。
しかしそのころ、おもひでぽろぽろに全力で取り組んでいた為、一時制作を中止され、1年後にようやく再開されたものの、今度は紅の豚の舞台であるユーゴスラビアで内戦が起こり、フィクションとはいえモデルにしたアニメは不謹慎ではと考えて制作中止には至らなかったが、どうしたものかと考え込んだという。
そしてその後、戦争について考え、戦争の時代背景などを盛り込んだ紅の豚はいつの間にか作り込みが深くなって放送時間が伸び、最終的に映画一本分の長さになってしまったのである。
そしていざ公開というところまで来て、今度は予告ムービーについて苦言が上がったのである。
予告ムービーを作ったのは宮崎監督ではなく、宮崎監督は時代背景を盛り込んだ本当の紅の豚の良さが伝わらないムービーだと怒ってしまい、制作発表記者会見でその怒りを露わにしたらしい。
予告ムービーは戦闘が全面的に押し出されたものだったらしく、スタッフが全員予告ムービーにOKを出していたことも宮崎監督は怒りを感じたらしく、監督の怒りを解くのに、スタッフはかなり苦労したと言う都市伝説がある。