アンパンマンが過ごす平和な日常を本作品の悪役、バイキンマンがイタズラをして
住人達が困っているところをアンパンマンが成敗。
これが物語の定番となっていますが、バイキンマンはなぜ人々に嫌がらせをするようになったのでしょうか?
出てくる人物は人間なのかそうでないのか?
バイキンマンの初期設定
元々はジャムおじさんが作ったのはジャムパンマンでした。
しかしそれが完全ではなく、全身がパンで覆われてはいなかったらしいのです。
その結果、雨が降るなどして湿度が高くなり、
徐々にカビが繁殖した結果、バイキンマンとなってしまったのです。
※ちなみに中身のジャムはドキンちゃんになりました。
バイキンマンの仲間には「かびるんるん」というキャラクターが存在しており、バイキンマンはかびるんるんを利用した攻撃をよく仕掛けています。
かびるんるんはその名の通りカビであり、カビてしまったバイキンマンがそれを使役しているというのはなかなか筋が通っているように思えます。
なぜバイキンマンは「住民」に悪行を重ねるのか?
バイキンマンの敵はアンパンマン。アンパンマンの製造源はパン工場。
敵なら元(ボス)から潰すのが定石ですが、なぜ狙わないのか?
その理由は、ジャムおじさんと裏でつながっているから、もしくは、ジャムおじさんに止められているからと思われる。
ということは、ジャムおじさんが黒幕なのか・・・
はたまた自分を作ってくれたジャムおじさんには少なからずの恩があるからなのか、、、
いずれにせよバイキンマンとジャムおじさんの間に何らかのつながりがあるのは間違いなさそうである。
ここが変だよアンパンマン!
アンパンマンは食事を摂る必要性がない。それはパンの中のあんがエネルギーとなっているから・・・
あんでなければならないのかというと、そうでもないのです
アンパンがつくれない時に臨時のたべものが代わりについたこともあります
- 中華まん
- クリーム
- 饅頭
- 水あめ
- メレンゲ
要は食べ物なら何でもいいんです。
ちなみにアンパンじゃなくても住民からはアンパンマンと呼ばれています。
アンパンマンは痛覚があるのか?
お腹がすいて困っている子供にパンをわけあたえる優しいアンパンマン。
しかし、バイキンマンとの戦闘でもわかるとおり、殴られると痛いものです。
しっかり痛がっています。
自分で自分の頭を引きちぎるのは痛くないのでしょうか?
分け与えるときはいつも笑顔ですし痛みがあるのだとしたらすさまじい痛みに耐えて笑ってパンをあげるアンパンマンは本当に優しいヒーローなんですね
アンパンマンの脳はどこに?
アンパンマンがぬれたりなどして、バタ子さんが新しい顔を投げてくれます。
交換された古い顔に脳があった場合記憶はどうなってしまっているのか?
アンパンマンの脳みそは頭にはなく身体にあるのではないか?という話になってきますが
頭に脳があった場合記憶が入れ替わってしまいます。
しかし記憶は引き継がれているので、脳や記憶の保存場所は頭以外にあるのでしょうね・・
バタ子さん、ジャムおじさんは人間ではない
アンパンマンの顔の交換を一度も失敗していないバタ子さんや
パンで車を作ってしまうジャムおじさん、人間業じゃないですよね
もちろん人間ではなく妖精でした。
バタ子さんは失敗をしていませんがジャムおじさんは妖精なのに結構抜けているところがあると思います、その悪行は以下の通りです。
- バイキンマン
ジャムパンとして作ってもらったが、パンが足りずにカビる - ロールパンナちゃん
優しい心の草「まごころ草」と共に「バイキン草」を混ぜられ
優しさと悪の二重人格になってしまった。
第一になぜ食品加工の場にバイキン草という物騒な物が置いてあったのか。
なかなか酷い失敗を繰り返しているジャムおじさん・・・。
この人が失敗をしなければアンパンマンという物語は始まらなかったのかも。
ロールパンナちゃんの秘密
ロールパンナちゃんに関する話が出てきたので、ついでにロールパンナちゃんの秘密を一つ。
ジャムおじさんの手で悪と正義の二つの心を持ってしまったロールパンナちゃん。
ロールパンナちゃんはメロンパンナちゃんにお姉ちゃんと呼ばれているが、実は誕生はメロンパンナちゃんよりも後なのだ。
これはメロンパンナちゃんが「お姉ちゃんが欲しい」と願い、ジャムおじさんがそれを叶えてくれたためだ。
バイキンマンが何故ロールパンナちゃんに目をつけたのかはわからないが、生まれた順番が違えば、もしかしたら悪の心を持たされたのはメロンパンナちゃんの方だったという都市伝説もあるだろう。
チーズはしゃべれるけれど・・
しゃべることができるけど、しゃべる必要性がないとしゃべらないチーズ。
必要性を感じる日は来るのか?
よほどの身内の危機にならないとしゃべらないとは思いますがいままで喋ってこなかったチーズが急に話し出すと驚いて内容が頭にはいってこない気がします。
初期設定はバッドエンドだった!
アンパンマンがどういった経緯で出来たのか?
作者の若いころは食べることが困難な世の中だったので、食べ物を配ってくれる心優しい人を題材にしたそうです。
現にアンパンマンの初期プロットはアンパンを配るただのおじさんでしたが・・・
実はこの話には続きがあります
ただのアンパンを配るだけの配膳おじさんの次にアンパンを配る場所は戦場!!
戦場にはお腹を空かせた子供達がいます、そこにおじさんがアンパンを配りに行きます
そしてアンパンを配達している道中に軍用機の砲弾に直撃し爆死してしまいます。
なんとも”ほんとは怖いグリム童話”を彷彿させる壮絶な最後ですね、
現在のアンパンマンは初期の設定はほぼ残っていませんが、その代わりに世代を超えた愛されキャラクターに仕上がっているので
初期設定とはいえ爆死した配膳おじさんもうかばれるかもしれませんね