日本国内のみに留まらず世界的にも爆発的な人気を誇るポケットモンスター、略してポケモン。
日本のゲームから発生したテレビアニメやカードゲームは、子どもやマニアの心を現在もなお魅了して止まない。
平成生まれの子どもならば、勉強よりもポケモンに夢中になった時期もあることだろう。アニメの放送が始まった1997年から数年間は、社会現象となる凄まじいブームにさえなったのだ。
そんな子どもの心を掴んで離さないポケモンだが、ゲーム内には大人だからこそ分かるネタや都市伝説とも言われるバグが数多く存在している。
ポケモンが作られた裏話…
ルビー、サファイアというソフトにて登場するレジアイス・レジロック・レジスチルというポケモンには第二次世界大戦、つまり戦争との関係性を感じさせる表現が多い。
まず、この3体と遭遇するには暗号を解かなければならないのだが、その暗号の内容が「怖かった」や「穴を掘れ」など何処か戦争を連想させるようなものとなっている。
そして、3体が出現するホウエン地方というゲーム内のエリアは実際の九州地方によく似た地形をしており、3体がそれぞれ現れる場所というのが第二次世界大戦中に空爆や原爆など特に爆弾による被害が大きかったとされる場所なのだ。
2つの地図を重ね合わせると、レジロックは宮崎県(空爆)の位置、レジアイスは長崎県(原爆)の位置、レジスチルは大分県(大空爆)の位置にピッタリと該当する。
この3体は共に、レベル89になると「はかいこうせん」という技を覚える。何故レベル89なのかというと、8月9日つまり長崎に原爆が投下された日付に因んでいるのではないかとされている。
また、ハートのうろこというアイテムを使うことで「だいばくはつ」という技を身に付ける事も出来るのだが、このハートのうろこは忘れていた技を思い出すという効果を発揮するアイテムである。
忘れていた記憶である「だいばくはつ」を呼び起こすというのは、原子爆弾を連想させるかのようだ。
ポケモンのゲーム内で起こった怖いバグ・・・
これは初代のソフトである赤・緑・青バージョンで見られるバグとして有名だ。これら3つのソフトに共通しているサファリゾーンというエリアで、噂の透明人間は出現する。
サファリゾーンにはいつくものエリアが存在しているが、その中のエリア1以外の休憩所が出現ポイントだ。
それぞれのエリアの休憩所に設置されている椅子のうち、誰も座っていない左下の椅子に向かって話掛けると何と会話が出来るのだ。
会話の内容が「ぼくも ポケモンとり したいなー」「はしゃぎすぎて つかれちゃった…」といった内容であることから、透明人間の正体は小さな男の子であるとされている。