ミステリーサークルの作り方とは?ある身近な道具が最適?

宇宙人は存在するのか、しないのか。21世紀になってもその明確な答えは得られておらず、研究者の間では今も宇宙人についての議論が続いている。

人類は届く範囲の宇宙の解明を試みているものの、その範囲内ではまだ地球外生命体との接触はなされていない。

だが、宇宙人は何らかの形で地球にメッセージを送ってきていると考えられ、UFOの目撃や不可解な事象は宇宙人と関係があるといえるかもしれない。

今回は、世界各地で発見され報告・撮影されているミステリーサークルについて紹介しようと思う。

また人間にもミステリーサークルは作れるのか?現時点で分かっているミステリーサークル作り方についても紹介する。

 

ミステリーサークルとは

まず、ミステリーサークルとは何かというと、田畑など農耕地帯に突然現れる不思議な図形のようなものを指す。上空から撮影すると左右対称な美しい円の形をしていることが多く、一夜にして突如現れるなど前触れもなく出現することから不気味がられている。UFOが着陸した跡とする説や、人類へのメッセージとする説もあるが、いずれもはっきりしたことは分かっていない。海外ではクロップ・サークルの名称で知られている。

 

いたずら説

人間によるいたずらとする説もある。後ほど作り方を後述するが、ベニヤ板を使い、数人で協力して行えば人間にも作成可能であり、実際に1991年にミステリーサークル騒動を起こしたダグ・バウワーとデイブ・チョーリーという二人組は「自分たちがやった」と告白した。確かに、自分たちの作ったもので世間が湧くのを見たら他の詩句なってやってしまう人もいるだろう。しかし、人類によるものとは断言しがたい例も数多く残っており、すべてがいたずらであるとはいえない。

 

悪魔の仕業?

宇宙人以外にも悪魔のしわざとする説もある。一夜にして草を刈り取る「草刈り悪魔」がいると文献に記されたこともあるようだ。もちろん目撃はされていないので、悪魔の存在も現時点では確認されていない。

 

プラズマ説など

プラズマのせいであるという説もある。自然に起こったプラズマがミステリーサークルを作ったとする説だがあまり有力ではない。同じように気象が原因の説もあるが、神秘的な模様を偶然に描くことが何度もあるとは考えにくい。

 

世界と日本のミステリーサークル

多くのことが科学的に解明されている現代でも不可思議なミステリーサークルは作られ続けており、2014年にはイギリスのドーセット州に出現している。

出典:Daily Mail Online

最高傑作と呼ばれたこの大作は120メートルを超え、デザイン性も高く、とても人類のしわざとは思えないものだった。ミステリーサークル付近では放射能が検出されることもあるそうで、やはり宇宙人との関連は否定できないのではないかとも言われている。

 

出現場所もイギリスをはじめドイツや中国、アフリカとあらゆる場所に作られている。また、人間の手によりなぎ倒されただけでは起こると考えにくい細胞の変化が植物に起こっているため、今後も研究の余地はあると思われる。


ところで、日本にもミステリーサークルらしきものは存在する。しかしこちらはアマミホシゾラフグという魚によるものであり、奄美大島の海底に作られている。

日本は国土面積自体が狭く、ミステリーサークルを作れる広大な農耕地がないため目撃例は少ないのかもしれない。過去1990年に福岡県でミステリーサークルが発見されて調査されたこともあるが、こちらも少年たちのいたずらであることが判明し、日本ではあまりミステリーサークルの話題が取り上げられることはなくなった。

 

ミステリーサークルの作り方

ミステリーサークルの注目度を利用し、近年では企業が意図的にミステリーサークルを作ってPRに使うこともあるようだ。宇宙人からのメッセージを解明する前に、人類は自らミステリーサークルを作るようになってしまった。

 

その作り方についても簡単に紹介する。


ミステリーサークルの作成に必要なのはまず、広大な農耕地。海外に多い小麦畑がかっこうの場所である。水田のような水気の多い場所は不向き。

可能なら上空から見下ろせて指示できる場所が望ましい。企業などならヘリコプターやドローンで上空から確認できるが、ない場合は樹上から双眼鏡で確認して無線などで指示することも可能。

撮影用にカメラも持っておくとよい。また、人に見つかってはいけないので見張りを立てて、ミステリーサークル製作風景を目撃されないようにしよう。

 

夜間に行うことになるが、多くの明かりを使うと見つかるので、懐中電灯など最低限の明かりを利用する。

1991年にミステリーサークル騒動を起こしたダグとデイブたちの作り方は、ベニヤ板といった身近な道具を使って二人で行っていたが、大掛かりなものを作りたいなら人数は多いほうがよい。

最初にどんな図形を作るかすり合わせ、効率よく作業できる人数を集めよう。作物の踏み倒しに使うのは現代でもベニヤ板が最適。懐中電灯や目印になるポール、暗くても使える双眼鏡を準備しよう。

 

設計図に沿って描く部分を分担し、協力して作業すれば翌朝までにできるかもしれない。

さらに詳しい作り方はcirclemakersのホームページを見てみることをオススメする。

 

現在は土地のほとんどに所有者がいるので、他人の土地で勝手にミステリーサークルを作るだけはやめよう。

まとめ

この記事ではミステリーサークルの謎と、ミステリーサークルの作り方を紹介した。

作り方は他にもあり、あるサイトによるとミステリーサークルの中心に杭を打って、それを中心とした幾何学模様を描く作り方もあるようだ。

 

今後も新しい作り方が出てくるかもしれない。

 

人間のしわざと言いきることが難しい部分もあるが、宇宙人が作っている様子は目撃されたことがないミステリーサークル。今後どのような例が報告されるか楽しみである。

天野翔一郎
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