ウイルス兵器か!?コンピューターが進化によって破壊される未来

コンピューターは日夜、
目覚ましい進歩を遂げています。

1940年代には、本棚ほどの大きさの
計算機を何台もつなげた機械でした。

図書館ぐらいの広さがなければ、
到底収納できないこんな機械でした。

1940年代のコンピューター

そこから進化を遂げて、1980年代には
家庭用のコンピューターが発売されました。

1940年代の電卓以下の計算機能しかない物。
1980年代のスマートホンには劣る物。

そして、ニュースでも取り上げられる
スーパーコンピューター「京」が発明されました。

しかし、この「京」も、あと何年か経てば、
スマホに機能で劣る日がくるかもしれません。

機能面の進化は当然ですが、
コンピューターの小型化も進み、
ついにナノの世界に足を踏み入れました。

その行きつく先は、一体どこに通じているのでしょうか?

1mの10憶分の1の超小型コンピューター

私たちの生活に馴染み深いm(メートル)から
その百分の一の大きさを表すcm(センチメートル)まで、
世界には様々な単位があります。

cmの十分の一のmm(ミリメートル)以降の
大きさの単位は、あまりピンと来ないと思います。

普通に生活をしていれば、まず使わない単位です。

ミリの千分の一のµm(マイクロメートル)や、
そのまた千分の一のnm(ナノメートル)は、
想像する事ができない大きさです。

人間の身体に住む細菌ですら、
µm(マイクロメートル)ですから、
µm以下のサイズはウイルスしかありません。

インフルエンザウイルスと
変わらない大きさのマシンが発明された!
と聞いても、にわかには信じられないでしょう。

しかし、光やATP(アデノシン三リン酸)を
動力源とし、血液を源に発電する機械は、
もう既に研究・開発されているのです。

ナノサイズのコンピューターは開発され、
近い将来、私たちにとって身近なものとして
徐々に認識されていきます。

ナノマシンの活用目的とは?

ナノマシンは、医療技術の改善を
目指して発明されました。

例えば、現在のがん治療では抗癌剤です。

ガン治療に抗がん剤は、
なくてはならない存在です。

しかし、抗癌剤は、癌化した細胞を
殺してくれるけれども、正常な細胞も
傷つけ深刻な副作用をもたらします。

また、どんなに定期的に
人間ドッグなどにかかっていても、
見逃される癌もあります。

ナノマシンはそんな数々の問題を
解決するために生み出されました。

医療の現場での適用を目指して、
日々研究が進められています。

ただし、ガンに関するビジネスは、
利権が絡み合っているので、
なかなか難しいかもしれません。

特に、日本は世界でも類を見ない
ガン患者が多いガン天国です。

ナノマシンが実際に臨床される事を
心待ちにしている方も多いはずですが、
かなり難しいでしょう。

話がそれましたが、戻します。

ナノマシンが臨床化されるまでには、
どうしても乗り越えなければならない問題があるのです。

ナノマシンの課題

身体にインフルエンザウイルスが侵入すると、
ウイルスはどんどん自己を複製します。

そのスピードたるや、1個のウイルスが
24時間後には100万個に
増殖するという恐ろしいスピードです。

ナノマシンは、実用化されるには、
体内に侵入するウイルスと
同等に渡り合える能力が必要です。

そこで考えられたのが、
「ナノマシン自体に自己複製能力を持たせる」ことです。

ナノマシンが持つ怖すぎるリスク

しかし、人体の中で状況に応じて、
自分をコピーするプログラミングは、
大きな危険性をはらんでいます。

もしも、人体の中でナノマシンが
システムエラーを起こし、暴走してしまったら?

際限なく自己複製を続けるようになった
ナノマシンが人体を食い荒らし外界に飛び出て、
再度人間の身体の中に侵入するようになってしまったら?

ナノマシンがウイルスと同程度の大きさである以上、
感染の可能性はゼロではありません。

そして、もしも最悪の事態が発生した場合、
現代の科学技術ではどうしようもないのです。

インフルエンザがなくならない事を考えても
それは明らかな事なのです。

また、懸念される問題は感染の拡大だけではありません。

悪意ある人がナノマシンを改造し、
人間だけでなく地球上の全ての生物を
食い荒らすようにプログラミングしてしまったら・・・。

ナノマシンはほんの数時間で地球の全てを食い尽くし
無限に自己増殖を続けるだろうという、
警鐘を鳴らす科学者は既に存在しています。

つまり、使い方を間違えると
地球を壊滅しかねない兵器になるという事です。

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上記の関連記事とは異なりますが、
今のペースで進化を遂げていく事によって、
何かしらの問題を生むかもしれません。

人間を救うために開発されたナノマシンが、
人間だけでなく地球を破壊する。

映画のワンシーンで見たような世界が
すぐそこまで来ています。

ナノマシン実用化の先に待っているのは、
そんな恐ろしい未来なのかもしれません。

天野翔一郎
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