ひきこさんの怖すぎる悲惨な人生とは…?
都市伝説の「ひきこさん」は、雨の日にぼろぼろの白い着物をきており、人形のようなものを引きずっているといわれている。
ひきこさんはもともと「森妃姫子」という名前で、背が高く先生の言うことをよく聞く、可愛らしい良い子だったらしい。
だがそんなひきこさんは、学校でいじめにあってしまう。
いじめの原因は、先生の言うことをよく聞くことから先生らにひいきされていたこと、そしてひきこさんの本名が偉そうだから、ということらしい。
凄惨ないじめを受けていた森妃姫子は、ある日いじめっこに両手を縛りつけられ、学校中を引きずり回されてしまう。
「ひいきのひきこ、引っ張ってやるよ」と、学校中を引きずり回され、体中ぶつけて痛がったがやめてもらうことはなく、森妃姫子は顔に酷い傷を負ってしまった。
この事がきっかけで学校に行くことをいやがって引きこもりになってしまった森妃姫子だが、しかし自宅でも酒乱の父親に虐待を受け、母親も一緒に殴りつけてくるようになって、自宅でも家中を引きずり回されてしまう。
それでも学校に行くのは嫌だと拒絶し、自室に引きこもるようになったのである。
そんなひきこさんは、雨の日が好きだったといわれており、雨の日になると顔を出す醜い姿をしたカエルを見ていると、いじめによって傷ついた、自分の醜くなってしまった顔と比べて少しだけ心が癒されるから好きなのだと都市伝説では言われている。
また、雨の日が好きだから、ひきこさんは雨の日にしか出現しないという説もあれば、雨の日はターゲットになる子どもが傘をさすため、自分の姿をあまり見せることなく引きずり回せるからだとも言われている。
こうした経緯を経て、ひきこさんは雨の日になると外に現れ、自分の姿を見た子どもがいると足を持って引きずり回しているらしい。
都市伝説では自室まで持っていきコレクションしていたり、決まった場所に引きずって持っていくといわれているが、どちらが正しいかは定かではない。
また、初めの方で人形のようなものを引きずっていると書いたが、あれは自分の姿を見た子供を引きずりまわしすぎて人の形に見えなくなったものであり、都市伝説の一説では、次の子どもが見つかるまで、引きずり回すのをやめないとも言われているらしい。
ひきこさんはいじめられっこの母親という説も…
この都市伝説は一説だといじめられっこの母親が、上記にあるいじめで死んでしまった子どもの無念を晴らそうといじめっ子を探し回り、見つけた子供を引きずり回して殺そうとしているとも言われている。
この場合だと、いじめられていた子どもの死因がいじめを嘆いて自殺したか、引きずり回されたといういじめ自体で死んでしまったかという二つのパターンがあるが、どちらが正しいかはわかっていない。
この場合、いじめられっこの母親の名前がひきこだったのか、それとも引きずり回す様子から「ひきこさん」と呼ばれるようになったのかはわかっていない。