第32回オリンピアード競技大会(夏季オリンピック)の開催地が日本の東京に決定しました。
その前年には天皇陛下が退位し、新たな年号が施行される予定ですね。
そんなこんなで注目を集めている西暦2020年。
その2020年到来を間近にする昨今、ひとりの予言者が再び注目を集めています。
その人物の名前はジョン・タイター(John Titor)。
ここでは、今から18年前にインターネットに現れて話題を呼んだ予言者ジョン・タイターの予言は当たったのか?そして、これからの予言と、その正体の謎についてご紹介いたします。
1.予言者ジョン・タイターってどんな人?
↑ジョン・タイターのタイムマシン↑出典:http://qq4q.biz/tBx2
今なお、ネットで話題になることの多い謎の予言者ジョン・タイターとは一体どういう人物だったのでしょうか?
彼がネットに書き残した発言から、そのプロフィールを探ってみましょう。
ジョン・タイターの存在が知られるようになったのは、2000年11月7日、アメリカの大手ネット掲示板に書き込みしたことがきっかけでした。
彼は自身の名をジョン・タイターと名乗り、「西暦2036年の未来からタイムマシンを使い、37年前=2000年の世界にやってきた。」と自称。
その後、タイターはネット上の複数の掲示板やチャットなどを用い、自分が未来人であることの証拠や、西暦2000年の世界から見た未来の出来事(予言)などを書き残しています。
最初の出現から約4ヶ月の後の2001年3月に、タイターは「任務をすべて完了した。」との書き込みを残して消息を断ちました。
2.当たりもある!ジョン・タイターが的中させた5つの予言
ジョン・タイターは自分が未来人であることを証明するため、未来の世界に起こる数多くの出来事を予言として書き残しています。
では、ジョン・タイターの予言で当たっているものはどれぐらいあるのでしょうか?
彼が残した予言の中で、その後に的中した予言を5つ以下にまとめていきましょう。
①「イラク戦争の勃発」に関連した言葉を残す
タイターは「(2001年の時点で)イラクが核兵器を保有していると知ったら、あなたは驚くか?」という書き込みを残しています。
その2年後の2003年、イラクが大量破壊兵器を保有しているという疑惑が元となって、米英連合軍がイラク空爆を開始し、後に言うイラク戦争が勃発しています。
戦争の勃発を直接予言する言葉ではありませんが、タイターの予言の中では特に有名です。
②狂牛病(BSE)の流行を予言する
タイターは未来世界で流行する伝染病に触れ、クロイツフェルト・ヤコブ病=狂牛病によってコロラド州を始めとし、多くの人が死に至ると発言しています。
2003年12月に、ワシントン州で狂牛病(BSE)発症の第一号が確認され、後のBSEパニックの原因を作りました。
タイターのこの発言は、後の狂牛病の流行を予言したものとして知られています。
③「ペルー沿岸地震」に関する言葉を残し、消息を絶つ
2001年2月に、タイターはペルー沿岸で起こる地震に触れています。
彼は「予言することは可能だが、してしまうと死ぬはずだった人が生き残り、生き残るはずだった人が死んでしまう。」と発言。
2001年3月にタイターはその消息を絶っていますが、同年6月、ペルー沿岸でマグニチュード8.1の巨大地震が発生、死者102人、負傷者1200人の被害を出しています。
④「中国の宇宙進出」を12年前に予言する
中国の宇宙進出について、タイターは「有人宇宙船を周回軌道に乗せる手前まで来ている。」と発言しています。
タイターが消息を断った2001年から12年後に、中国は初の有人宇宙船となる「神舟5号」の打ち上げに成功、12年越しにタイターの予言が的中したことになります。
⑤「新ローマ教皇の即位」を4年前に予言する
2005年にそれまでのローマ教皇であったヨハネ・パウロ二世が死去、新教皇としてベネディクト16世が即位しています。
タイターはその4年前の2001年の段階で、ジョン・タイターは新しいローマ教皇の即位を予言していました。
3.ジョン・タイターが過去にやってきた理由
未来人であるジョン・タイターは、なぜ2036年から2000年にタイムトラベルしてきたのでしょうか?
その理由についてタイターは、2038年に世界中のコンピュータが一斉に誤作動を起こすとされる「2038年問題」を上げ、その対策に必要な「IBM 5100」という古いコンピュータを入手するためであると答えています。
「IBM 5100」はアメリカのパソコンメーカーであるIBM社が1975年に発売したパーソナルコンピュータです。
タイターは自分の祖父がIBMで5100の開発に携わっていたとし、マニュアルには書かれていないコンピュータ言語の翻訳機能があるこのパソコンが「2038年問題」の対策に必要であるとしていました。
また、彼は1975年の世界で、ある人物と会うことも自分に課せられた使命であると言っています。
つまり、ジョン・タイターが過去にタイムトラベルしてきた理由は以下の2つの目的があったということですね。
- 2038年問題の対策に必要なIBM5100というパソコンを入手するため
- 1975年の世界である人物に会うため
4.ジョン・タイターの予言の信憑性は?当たりと外れを検証!
2001年3月を最後にジョン・タイターは姿を消しており、彼が本当に未来人であったのかどうかについては、今もなお、肯定派と否定派の議論が絶えません。
実際に、タイターの言動にはいくつかの謎が遺されています。
では、タイターの予言で外れたものや、当たった予言の信憑性についてお話ししていきます。
①タイターの予言は外れたものがある
数々の歴史的な出来事を予言で的中させたとされるジョン・タイターですが、結果として外れている予言も少なくありません。
例えば以下の予言は外れています。
- 2005年にアメリカで内戦勃発
- 2008年の北京オリンピックの開催中止(オリンピックの再開は2040年)
- 2015年に核戦争勃発
②タイターの当たった予言の信憑性
的中したとされる予言の中にも、その信憑性が疑われているものが少なくありません。
2001年6月のペルー沿岸地震については、ペルーを始めとする南米大陸の太平洋岸は地震国である日本と同じ環太平洋地震帯に位置しており、有名な1960年のチリ地震を始め、度々大きな地震が起こっている地帯です。
つまり地震の予言がしやすい地域であるわけです。
そして、2005年に新しいローマ教皇が即位するという予言については、タイターがいた2001年の時点で在位していたヨハネ・パウロ二世はその時すでに80歳を過ぎていました。
更に、近く新たな教皇が即位する可能性が大きいと考えられていたのです。
③実際の歴史とパラレルワールドではズレが生じる
タイター自身は、彼が今いる世界が、彼がもと来た世界とは違う平行世界(パラレルワールド)であると言っています。
その主張を裏付けるものとして「エヴェレットの多世界解釈」と呼ばれる理論を用い、彼のタイムスリップが無数に存在する平行世界を移動することで行われていると言っていました。
つまりタイターは、タイムスリップする度、無数に存在するとされるよく似た世界(平行世界)を移動することとなり、結果として彼自身が知る歴史と、渡航した先の平行世界の未来にはズレが生じているということになります。
タイターが本当にタイムマシンを使ってタイムトラベルできたのか?
それを証明するものは何も遺されておらず、彼の主張が正しかったのかどうか、現実にそれを確認する術はありません。
5.タイターが残した「未来の予言」は当たるのか?2017年以降に何が起きる?
タイターがインターネットで活動していたのは2000年から2001年にかけてでしたが、彼がもともといたとされるのは2036年の時代。
つまり、タイターにとっては過去であり、2017年現在の私達にとって未来の出来事となる予言はまだ遺されているのです。
タイターが遺した2017年以降の予言は以下の通りです。
- 2017年 2015年に勃発した第三次世界大戦は30億人の死者を出したうえ、ロシアの勝利で終結する。
- 2020年 アメリカにロシア援助による新合衆国政府が樹立、同時に世界の殆どの国が社会主義化される
- 2034年 タイムマシンの実用化
すでに「2015年 第三次世界大戦勃発」という予言は外れていますが、現時点(2017年)では、いまだその予言が成立する可能性は遺されています。
果たしてこれから先、タイターが予言した「第三次世界大戦」が勃発することはあるのでしょうか?
タイターが予言した今後の日本!2020年の「日本地図」
タイターは日本についても予言をしています。
出典:http://www.qetic.jp/blog/pbr/archives/3654
2020年、日本は上の画像のような「新大和皇国」という国になっていると予言したのです。
まとめると以下の通りです。
- 北海道、青森、秋田 → 「蝦夷共和国」となる。ロシアとの国交のため?
- 残りの東北地方、関東全域、新潟の東半分 → 「政府管理区域・立ち入り禁止」になる。地震が起こるから?
- それ以外の地域 → 「岡京」となる。なぜか岡山が首都になると予言
信憑性はわかりませんが、明日何が起こるかわからない時代ですし、全くないとは言えませんよね。
でも当たったらビックリですね!
6.ジョン・タイターの正体とは?
ジョン・タイターという人物が実在であったかどうかは、いまだに謎とされています。
しかし2017年に入り、ジョン・タイターの正体ではないか?として注目を集めた人物がいます。
その人物とは、第45代アメリカ大統領、ドナルド・トランプです。
「ジョン・タイター=ドナルド・トランプ」説の鍵を握るとされるのが、発明王エジソンのライバルとして名を知られた科学者、ニコラ・テスラです。
ニコラ・テスラは、オカルト分野でいまだに議論の的となっている1943年の「フィラデルフィア実験」(実験の失敗が原因で、船が300キロ以上の距離を瞬間移動したとされる)にも関わっており、生前、タイムマシンの研究を行っていたとも言われます。
1943年テスラの死去後、その研究資料はFBIに没収されましたが、その資料の調査に当たっていたのが物理学者でもあったジョン・ジョージ・トランプでした。
「トランプ大統領」がジョン・タイターと言われる理由
ジョン・ジョージ・トランプは後のトランプ大統領の叔父にあたる人物です。
ジョンはテスラの残した資料の中から「タイムマシン」の理論を発見し、自らそれを製作し、未来世界を見たのではないかと噂されています。
もし、ジョン・ジョージ・トランプがタイムマシンを本当に製造していたとすれば、その情報が甥であるドナルド・トランプに伝わることも充分考えられるでしょう。
ドナルド・トランプ大統領は多くの偽名を使うことでも有名ですが、その偽名はすべて「ジョン・◯◯」というものでした。
彼が叔父であるジョン・ジョージ・トランプにあやかって「ジョン」とつく偽名を使っていたことは容易に想像がつきます。
そして、その偽名の中に「ジョン・タイター」がある可能性も高いでしょう。
ドナルド・トランプ氏が叔父から伝え聞いた未来世界の情報を「ジョン・タイター」という偽名でネットに書き込んだ可能性は充分あります。
まとめ
ジョン・タイターという人物が実在したかどうかは、今持って不明です。
しかし、彼の語った未来予測は、決して無視することのできない内容であったことも確かです。
タイターの予言通りなら、この先、世界は世界大戦への道を進むことになってしまいます。
そのような未来が訪れないことを祈るばかりです。