宇宙人はすでに地球に存在する!地球上に存在する4種の宇宙人

SF小説や映画ではおなじみの存在である「宇宙人」。

UFOに乗って地球に飛来しているという説もありますが、一般的には、いまだその存在そのものはおろか、存在を示す具体的証拠も見つかっていません。

果たして、この広大な宇宙に私達地球人類のような知性を持った宇宙人は実在するのでしょうか?

もし、宇宙人が実在するのであれば、なぜ私達はいまだに宇宙人とのコンタクトを果たしていないのでしょうか?

ここでは「地球上に存在する4種の宇宙人」について、ご紹介しましょう。

 

1.科学的な視点による宇宙人の存在に関する3つの仮説

宇宙人」の存在の可能性を考えるためには、まず「宇宙人」とは何であるか、その定義を明確にする必要があるでしょう。

ここでは、宇宙人とは地球以外の天体(惑星)で発生した生命体が進化し、人類と対話可能な知性を持つ存在(知的生命体)、ということにしておきましょう。

宇宙人の存在についてはSFのようなフィクションとしてだけではなく、科学の領域においてその可能性が検討され、いくつもの仮説が生み出されています。

科学的には宇宙人の存在はどのように考えられ、どのような仮説が建てられているのでしょうか?

 

①地球外知的生命体の存在確率を計算する「ドレイクの方程式」

1961年、アメリカの天文学者であるフランク・ドレイクが、アメリカ国立電波天文台で地球外知的生命体の探査に関する会議を開催し、その席上で、宇宙にどの程度知的生命体が存在・分布するかを推定する方程式を提唱しています。

この方程式は「ドレイクの方程式」と呼ばれ、宇宙にどれだけの知的生命体が存在するかを考えるひとつの指標とされています。

各記号は、対象となる銀河系に誕生する星の数や、恒星が惑星を持つ確率といった数値が代入され、その数値を元に計算が行われます

この方程式を用い、天の川銀河に存在する知的生命体の住む星は3つであるという計算結果が導き出されています。

3つのうち一つは地球ということになりますので、「ドレイクの方程式」によれば、この銀河系には地球以外

に2つの知的生命体が存在する星がある、ということになります。

ドレイクが行った地球外知的生命体探査(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)の活動はその略称である「SETI」で呼ばれ、後に世界各国でSETIが行われるようになりました。

 

②人類が地球外の知的生命体に遭遇しない理由を考える「フェルミのパラドックス」

ドレイクの方程式」で導き出されているのは、あくまである程度その範囲を想定内に限定した場合の数値です。。

宇宙全体を俯瞰するなら、天の川銀河などは砂粒にも満たない規模であり、宇宙全体を通してみれば、その天体の数は数え切れないほど膨大になります。

これだけの天体があるのなら、地球のように知的生命体が発生する惑星の数も相当膨大な数になるでしょう。

それだけの数の知的生命体が宇宙に存在するなら、太陽系や地球に到達する宇宙人がいても不思議はありません。

しかし、誰もが知る通り、少なくとも表向きには、宇宙人が地球人と接触を図ってきたという話は今現在のところ、まだ存在しません

なぜ、膨大な数存在するはずの宇宙人が、いまだ地球人類と接触を計ってこないのは、何か理由があるのでしょうか。

イタリアの物理学者であったエンリコ・フェルミは、この矛盾について考察し、いくつかの類型にまとめました。

その類型とは、大きく分けると以下の5つにまとめられます。

1)宇宙人はすでに地球に到達しているが、その存在を人類が検出していない

2)過去には宇宙人が地球に到来していたこともあったが、現在では地球を訪れる宇宙人はいない

3)宇宙人は地球人類の存在を認識しているが、何らかの理由で接触をさけている

4)宇宙人は存在しているが、地球に到達できる科学技術をもった文明がない

5)地球人以外の知的生命体が存在しない

この矛盾に関する考察は「フェルミのパラドックス」と呼ばれ、宇宙人の存在を検討する場合の指標とされています。

 

③宇宙全体で一兆個以上の知的生命体の文明が存在していた可能性もある

実は「ドレイクの方程式」は、発案された当時は不明確であった内容を含み、それらを確率論で計算している部分がありました。

最も端的な事例として、「恒星が惑星を有する確率」の要素があります。

現代では、恒星が惑星を有している確率はほぼ100%であることが判明しており、その不確定な確率要素は省かれることになります。

最新の天文学の知識に基づく考察によれば、宇宙にはその歴史上、少なくとも一兆個以上の知的文明が発生した天体が存在していた可能性が極めて高いと言われています。

 

2.すでに地球上に存在している(いた)とされる4種の宇宙人の噂

前述の通り、「ドレイクの方程式」には不確定な要素(確率)が多分に含まれており、これらの要素は天文学の発展によって不確定な確率としてではなく、確定要素に置き換えることが可能です。

現に、ドレイクの時代の認識では、この方程式によって導き出される銀河系内の知的生命体の数はわずか3種であったのに対し、最新の天文知識を考慮して計算しなおした場合、その可能性は数千万から数億に跳ね上がるともされています。

こうした状況を鑑みれば、宇宙人がすでに地球に到来している可能性は極めて高いと言えるでしょう。

ではなぜ、その事実が公表されないのか。

それは、宇宙人とコンタクトしている事実を隠蔽するものが存在するからです。

現に、アメリカ政府は宇宙人とコンタクトを果たしており、その科学技術の研究開発を「エリア51」で行っていると言われています。

アメリカ政府を初め、多くの国々や国際機関が宇宙人の情報を隠匿していると考えられますが、それでも、宇宙人の存在を完全に隠し切ることはできません。

一般的に、地球に到来していると言われる4種の宇宙人の情報を紹介しましょう。

 

①最も有名な宇宙人「グレイ」

地球に到来している数多の宇宙人の中でも、特にその知名度が高いのが「グレイ」と呼ばれる種族です。

「グレイ」は地球の南半球で観測できる「レチクル座」の方面から地球にやってきているとされることから「レティキュリアン」と呼ばれることもあります。

灰色の肌と、卵型の大きな頭部、そしてつり上がった大きな黒目が特徴とされ、その姿は宇宙人のシンボルとして、ポップカルチャーにおいてしばしば利用されています。

グレイ」は、身長2メートルの支配階級である「トールグレイ」と、子どもほどの大きさの「ショートグレイ(リトルグレイ)」に分けられ、目撃情報が最も多いのも、この「リトルグレイ」です。

地球人が宇宙人に誘拐される事件(エイリアン・アブダクション)を起こしているのは、主にこの「グレイ」であると言われています。

 

②人型爬虫類の宇宙人「レプティリアン」

りゅう座α星から到来したと言われる宇宙人は、緑色の鱗に覆われたその巨躯から、「人型爬虫類」=「レプティリアン」と呼ばれています。

レプティリアンが地球にやってきたのは遥か昔のことであり、現在では相当数が人間に化けて、人間社会に溶け込んで生活していると言われています。

世界中の国々の支配階層にもレプティリアンは入り込んでおり、アメリカの歴代大統領の多くがレプティリアン、もしくはレプティリアンの手先となって動く人間であると言われます。

近年では、1989年に第41代アメリカ大統領に就任したジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ氏が、このレプティリアンに使役される人物であったとされています。

 

③ドゴン族に影響を与えた「シリウス星人」

アフリカ・マリ共和国の少数民族「ドゴン族」は、豊富な天文学知識と、それに基づく独自の神話体系を持つことで知られますが、その彼らに天文知識を授けたとされるのが「シリウス星人」です。

シリウス星人は太古の地球と深い関わりを持ち、エジプトマヤの文明にピラミッド建設の技術を授けたのも、彼らであると言われています。

人類の文明の発展に大きく寄与しているシリウス星人ですが、現在では地球への直接干渉を避けており、おそらくは状況を見守っていると考えられています。

 

④11番目の惑星から来た「アヌンナキ」

現代の天文学では太陽系の惑星は8個、惑星の基準変更で準惑星に降格された冥王星を含めると9個存在していることになっていますが、実は他にも惑星と呼べる存在があるとする説もあります。

これは決して荒唐無稽な神話などではなく、天文学的にも、1980年代に木星・海王星・冥王星の動きに起こり得ない誤差が観察されたことから、それらの惑星の動きに影響する未発見の惑星が存在するのではないかという仮説が立てられています。

この謎の惑星は、その存在を提唱した米海軍の天文学者ロバート・ハリントンによっ「惑星X」と命名され、後にシュメール文明の神話に登場する11番目の惑星の名前から「ニビル」と呼ばれるようになりました。

このニビルの住人とされるのが「アヌンナキ」です。

彼らは古代の地球に到来し、シュメール人とアッカド人に接触、彼らに技術を与えてその文明の発展に影響を与えたとされています。

「アヌンナキ」の名は、シュメール文明の神話に、”神々の集団”を指す単語としてその痕跡を留めています。

 

まとめ

ドレイクの方程式」や「フェルミのパラドックス」は、いずれも地球人と同じ炭素系の生物から進化した宇宙人を想定していますが、実は炭素系生物とはまったく違う組成の生物(代表的な例としてシリコンや鉱物に近いケイ素生物等)の存在も考えられます、

地球人のような知的生命に必ず地球と同様の環境が必要というわけではありません。

そうした宇宙人の存在も考慮に入れるなら、それによって導き出される知的生命体の存在の可能性が格段に高くなります。

宇宙人が公然と地球人の目の前に現れる時代も、実はそう遠い未来の話ではないのかもしれませんね。

 

天野翔一郎
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