中国の外務省から流出したといわれる
「2050年の国家戦略地図」が話題です。
今回流出した地図が本物なのか?
という事はわかりません。
この記事で紹介している地図は、
「デマ」である事が判明しました。
今回、ご紹介する2種類の地図は、デマですが、
中国の「国恥地図(こくちちず)」を見ると、
あながち、デマとも言い切れないとも感じます。
今回は、中国の国恥地図を含めて、
中国が思い描く世界地図についてご紹介します。
2050年の中国が描く世界地図
こちらが、中国外務省から流出したとされる
2050年の国家戦略地図と話題になりましたが、
デマである事が判明しました。
中国人の方が、作成した地図のようです。
そして、下記の地図もデマである事が、
わかりました。
こちらは、日本人の方が作成した地図のようです。
中国の「国恥地図(こくちちず)」とは?
中国は、ここ数年地図に対して、
強いこだわりを見せています。
2015年に地図管理条例を制定しています。
「社会に公開する地図は、
関係行政部門で審査を受けなければならない」
として、国家による、
厳格な地図の審査制度を開始しました。
2017年には、中国国内にある世界地図を調査し、
中国が認めていない国境線が書かれているとし、
約3万点の地図を廃棄している事実があります。
地図を破棄した理由
- 台湾を国扱いしている
- インドの国境線が間違っている
など、様々な理由があるようです。
ちなみに、中国が認めない地図を持ち、
国外に持ち出そうとすると、
罰金や禁固刑になる恐れがあるようです。
国の取り組みとして、地図の表記を、
ものすごく厳しく管理をしており、
国際社会にアピールしているのです。
また、中国には「国恥地図」という、
特殊な地図が存在しています。
国恥地図は、1930年前後に作られた、
欧米と日本の列強により、
失われたとされる中国の領土を示した地図を言います。
本来持っていた領土を失った事から、
「国の恥」=国恥地図というようです。
国恥地図の中国の領土は、
中国の近隣18ヶ国を飲み込み、
南シナ海全域を含んでいます。
太い赤線が「かつての中国国境」と
主張する「中華国恥図」です。
現在の中国の領土の、実に2倍ほど。
国恥地図は、中国の小学校用の、
地理の教科書に使用されていた過去がある
中国が認めている地図なのです。
現在の中国のエリート層は、
領土の範囲は違えど、似たような歴史的な
認識を持っているそうです。
さらに、驚く事に、現在の中国政府は、
中華民国時代の国恥地図を根拠に、
領有権を主張しているようなのです。
今回、デマとしてご紹介した地図も、
中国の国恥地図がベースなのかもしれません。
そのため、デマとされる地図は、
あながちデマだと言い切れないのです。
今回ご紹介している国恥地図に関しては、
「中国「国恥地図」の謎を解く (新潮新書) /譚 ロ美著」を
ご覧になるといいでしょう。
中国の周辺諸国への侵攻や挑発
先ほどの、国恥地図でも、東シナ海は、
全域中国の領土となっていました。
そのためなのか、中国は周りの国に対して、
露骨なまでに侵攻を続けています。
特に、東シナ海での強引な進出が目立ち、
関係各国と対立を深めています。
東シナ海での強引な進出だけではありません。
2020年には、中国軍がインドの国境複数個所で、
同時に侵攻する事態に発展しています。
中国とインドの衝突は、これまでにもありましたが、
2020年の衝突では、両国側で死者が出ています。
かなりに緊張状態にあるのです。
2021年10月には、約200機もの軍用機が、
台湾に接近し、台湾の防空識別圏に侵入しています。
台湾だけではありません。
中国とロシアの艦艇10隻が日本海側から、
津軽海峡を抜けて、太平洋側に入り、
日本を一周するという航海もしています。
直近の中国の諸国への侵攻
- 東シナ海での強引な進出(人工島を建設し、基地化)
- インドへ軍事侵攻(両国に死者が出る事態へ)
- 台湾へ軍用機で接近、防空識別圏に侵入
- 日本の領海に侵入し、日本を一周する
などなど、
周辺諸国に対して、挑発を続けています。
台湾に関しては、緊張状態が続いていて、
習近平国家主席の号令次第で、
侵攻が行われると言われています。
中国には、すでに台湾を侵略するための、
戦力を保持していて、
軍事戦略も練り上げれているとの事。
何かのきっかけがあれば、
いつ侵攻が始まってもおかしくありません。
当然、日本にも大きな影響があるでしょうし、
日本が台湾の支援に向かえば、
戦争に発展する可能性は十分あるのです。
ちなみに、中国は他国を侵攻している、
という認識は一切持っていません。
実際に、「中国が他国を侵略したことは、
歴史上一度もない。」と言っています。
侵略ではなく、徳を与える事「徳化」
であると言っているんです。
逆さ地図でみる日本と中国の関係性
グーグルマップを上下反転させたものですが、
中国から日本を見た地図です。
いわゆる、逆さ地図と呼ばれるものです。
中国が太平洋に出る海のルートを、
日本がすっぽりと覆っている事がわかります。
小さくてわかりにくいのですが、
尖閣諸島や、沖縄の島たちが、
中国の太平洋へのルートを塞いでいます。
中国が日本に対して、挑発行為を続ける理由は、
海のルートを確保する目的があるのです。
ロシアが北方領土を占領した理由も、
太平洋に出るための生みのルートを、
確保するためと言われています。
太平洋への進出するルート確保のため、
中国は今後も日本へと挑発を繰り返し、
軍事侵攻が行われるかもしれません。
中国の海軍力強化を裏付ける証言
先ほども、お伝えした通り、
中国が太平洋へのルートを欲しています。
胡錦涛(こきんとう)元国家主席は、
当時、中国の軍事会議にて、
中国の海軍力を強化する発言をしています。
そのころから、日本への挑発が増え、
東シナ海での強引な活動も増えました。
アメリカ太平洋軍司令官の、
キーティング司令官(海軍大将)は、
中国軍幹部からこんな提案を受けたそうです。
「太平洋を分割して支配しないかとの誘いを受けた」
「ハワイから東をアメリカが、西を中国が支配するのはどうか?」
こんな提案を受けた事を、
発表しているのです。
沖縄での日本への侵略
沖縄は「琉球王国」という、独立した国でした。
そのため、一部の中国人が、
下記のような主張をしています。
琉球王国は、過去に中国と朝貢関係を結んでいた。
だから、中国には沖縄に対する領有権を有している。
なかなかめちゃくちゃ理論ですが、
何も手を打たなければ、
いずれ、占領される可能性は高いです。
というのも・・・
中国は、沖縄でのデモを扇動し、
最大の障害であるアメリカ軍基地を、
排除しようと支援をしています。
沖縄の米軍基地で、デモをする人が、
日本人ではないという事は、
一部では話題になっていましたからね。
もしも、沖縄が日本から独立をして、
一つの「国」になったら、どうなるのでしょうか?
独立した途端に中国軍に侵略され、
瞬く間に中国領になると思います。
それくらい、中国の軍事力は強力ですし、
日本の軍事力では太刀打ちできないと考えます。
沖縄にアメリカ軍基地がある事で、
中国の進行に歯止めをかけているというのが
今の現状だという事なのです。
沖縄を中国に取られてしまったら、
次に魔の手がもぎ取るのは九州。
九州の次は本州と北海道。
そうして中国の日本侵略は完成するでしょう。
日本が「東海省」と「日本自治区」と
呼ばれる日は、そう遠くない
未来のことかもしれないのです。
こうした、軍事力に物を言わせた占領は、
世界からも大きな反発を生みます。
ですから、中国は別の手段を使って、
日本に対して攻撃をしてきています。
どんな方法かというと、
日本の政治を動かすような、
デモ活動の扇動などを行っているのです。
他にも、中国人を送り込み、
日本の政治家を作る動きをしています。
経済力で日本の政治に中国人が参入
NHK党の立花党首が、2022年の参議院選で、
下記のように発言しています。
立花氏は、元中国人擁立の話があったことも明かしている。
推薦してきたのはある自民党議員で、その元中国人が参院選で当選した暁にはNHK党に10億円を寄付すると言ったらしい(立花氏は断り、公認はしなかった)。
他にも、NHK党から原田優美氏が、
公認を受けた際に、中国大使館が、
応援を呼び掛けていた事実があります。
原田氏は、2005年に日本国籍取得の元中国人で、
多くの批判がNHK党に届いたため、
公認が取り下げられる事となりました。
巨大な経済力を使い、政治の世界に、
どんどん進出していると言えます。
気が付いた時は、親中派の議員や、
元中国人の議員が大多数を占めて、
政治の力で日本は占領されるかもしれません。
まとめ
先日、私の師匠ともいえる会社経営者の方から
すでに、日本は中国などのアジア系の国に
随分侵されてしまっていると言っていました。
「すでに、目に見えない戦争が
日本で始まっているんですよ。」とも
仰っていたことを思い出します。
軍事的な挑発はすぐに気が付けますが、
政治的な浸食は気が付く事は難しいです。
なぜなら、メディアが伝えないからです。
先ほどもお伝えしましたが、
気が付けば政治を使って、
中国に侵略される事になるかもしれません。